地域密着の不動産会社
任意売却では地域密着の不動産会社を選ぶほうが安心できます。任意売却とはある意味で言葉のとおりではあるのですが、要するに強制的、一方的に売却価格が決められてしまうのではなく、売り手と買い手との間の協議によって、お互いが納得できる価格で売買を成立させることを指します。この事実だけをとっても、その地域に土地勘のある不動産会社が適切であることは分かるはずです。それだけ、本当にその不動産の価値を分かる人、当該不動産をどうしても欲しいと思っている相手などの集客情報をしっかりと持っている可能性が高いため、必然的に売却価格が高くなることが多いのです。
協議とは言っても、結局のところは需要と供給のバランスになります。集客力が低いと、いわば買い手市場となってしまい、売る側の意図は通りにくくなるわけですが、買いたいと思う者が何人もいると当然ながら競争が生じ、それだけ高い価格で売れる可能性が高まることは明らかでしょう。
不動産会社が任意売却で集客するポイントとは
所有する不動産に抵当権が設定されているものの売却を希望する場合には、債権者に借入金を全額返済して抵当権を解除してもらわなければなりません。売却代金で全額返済できない場合や不足分を資金で補うことができない場合でも、債権者に抵当権の解除を承諾してもらえば任意売却が可能です。任意売却は抵当権を解除しないまま不動産を売る方法なので、手続きを成功させるためには債権者の協力が必要になります。また実際に手続きを担当する不動産会社の知識や経験、対応力も非常に重要です。
債権者が協力してくれなかったり仲介を行う会社の知識や経験が足りないと、スムーズに手続きを行うことができず競売にかけなければならなくなる可能性があります。債務者が協力的でない場合にも、購入希望者と契約締結に至らず競売になる可能性があるので注意が必要です。不動産会社が任意売却で集客を行いたいのならば知識や経験、対応力をアピールするとよいでしょう。過去の実績やスタッフの実力をしっかりとアピールすれば、顧客は安心して手続きを依頼できます。