集客力が重要になる理由
任意売却では集客力が重要です。この理由は少し考えれば明らかで、要するに競争というか、需要と供給のバランスと言っても良いかもしれません。当たり前のことですが集客がゼロですと、いくら任意売却に出しても売れるはずはないわけです。ところが、買いたいと思う人が一人だけの場合にはどうなるでしょうか。相手としては、別にライバルもいないわけですから買い急ぐ必要が感じられません。少しでも早く売りたいと考える売り手の心理を巧みに利用し、値段を下げないと買わないという姿勢をちらつかせつつ有利に交渉を運ぶことができます。
ですが、買いたいと思う人が何人も出てくると様相は一変します。今度は、売り手が買い手を選ぶことができ、決めた値段で買わないのであれば別にあなたには売らずに別の人に売るという強気な態度に出ることができます。このように、集客力があるかどうかは、同じ物件であっても最終的な売却価格に大きく影響するために重要なわけです。
任意売却では集客力がある仲介業者を選ぶことが重要
住宅ローンの返済が難しくなり、マイホームの任意売却を決意することもあると思います。競売とは異なり市場価格に近い価格で売ることができるので、住宅ローンを完済できる目途もたちやすいです。しかし、任意売却することを決めても、買い手が見つからないのでは意味がありません。売れないままの状態が続くと、さらに状況は厳しくなり競売で手放さなければいけなくなることもあります。少しでも高く売りたいというのは本音ですが、売れなければ全く意味がないのです。
ですから仲介業者に依頼する際には、集客力があるところを選ぶことが重要になります。様々な販売ツールを持っていたり、強力にアピールするコツを心得ているなど買い手を見つけてくれる仲介業者を選ぶことが大切です。住宅ローンの返済が厳しい状況になった時すぐに相談できればいいですが、切羽詰まってから初めて相談するという人も少なくありません。そういった時にはスピード感が求められます。スピーディーに対応してくれる仲介業者を選ぶようにしましょう。